五行小説『日本一汚かったお爺さん』
それからしばらくして、老人は池に現れなくなった。
初めはどうしたのか気になったが、自分にも、人間の子供に捕獲されそうになったり自転車や家具が捨てられ池が汚染されるといった事件があり、そのことは次第に忘れていった。
9000回目の冬眠が終わったときに、「ヤマザキ」「ミニスナックゴールド」と書いた袋を持って現れた子供が投げたものを食べて内臓が重たくなり過去に毎日これを食べていたのを思い出した。
内臓を回復しようと、緑色の藻が大量に付いた甲羅を日に当てて石の上で休むのを見て、子供が言った。
「お母さん!この亀からあおさが生えてるよ!」
〈完〉
お読みいただきありがとうございました。





















































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